レモンの育て方　　―苗木・剪定・消毒・年間作業―

レモンはヒマラヤ西部を原産とする柑橘類の一種で、強い酸味
と香りが特徴です。


比較的寒さに弱いため日本では南関東以西が栽培に適しますが、
自家結実性があり１本で実が成ることや、農薬を使用しなくても
育てやすいことから家庭果樹入門としても大変人気があります。


良く実が成り、地植えで大きく育てれば１本に２００個ほどの実
を付けます。また、春以降には香り高い白〜薄紫色の可憐な花を咲
かせ、育てる楽しみも広がります。


植え付けは４月頃、花は５月以降に春・夏・秋と３回ほど楽しめ
ますが、上手に実を成らすためには夏以降の花は全て落とすよう
にします。施肥は年に３回。３月・６月・１０〜１１月を目安に
配合肥料を施します。


収穫は９月頃のグリーンレモンから可能で、香り付け等に使われ
ます。１０月〜１１月頃から実が熟してくるので、淡く黄色に色
付き始めたら収穫し、室内で追熟させるようにします。


レモンは樹勢が強いため、苗木から育てると３〜４年は花をつけ
ないことも多いですが、年々成長しいざ花を付け、実が成った時
の喜びもひとしおとなることでしょう。



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